「自分軸」や「他人軸」という言葉を耳にしますが、「自分の本当の思い」「自分自身の直感や感覚」というのが、わかりにくい方々がいらっしゃいます。「自分軸」ってなんだろう?って、いまひとつわかりにくい方でも、「自分軸」がわかりにくくなってしまう人の特徴として、いくつかの特徴があるのでそのあたりを書いていきますね。
HSPという言葉を最近耳や目にすることがありますよね。HSPっていくつかの分類もあるのですが、その中にとても共感力が高い人というのもいるかと思います。共感力が高い人というのは、相手のニーズを察知しやすかったり、これをやってほしいのだろう、こうしたらいいのだろうということに気が付きやすいという点に優れている場合が多いです。
ただ、そのような利点を持っていながらも、「気が付くこと」や「相手のニーズ」を優先しすぎるがために、自分自身をないがしろにしてしまう、後回しにしてしまうということが生じることもあります。様々な意見があった場合も、周りの意見に影響を受けやすいがためにぶれやすく、どれが自分の本当の意見なのかがわからなくなってしまったりすることがあります。
ただ、もともと繊細だったり、敏感な気質を持っていらっしゃると思うので、しっかりと地に足をつける”グランディング”と自分自身の中心を感じる”センタリング”を高めることで、自分自身がよく見えるようになってきます。
そうすると、前回の記事にも書きましたが、もともと高い共感力を持っていらっしゃるので、自分自身の軸をしっかりと保たれていくことで、より深くより楽しい人間関係が築けることと思います。
幼少期とか成長するにあたり、親の影響や周りの影響などによって、自分が「ああしたい」「こうしたい」というのを抑え込んで生きてこられたような方も、自分軸があいまいというかよくわからないことが多いです。
このような人は、どちらかというと、ほかの人の影響を受けて流されてしまうという感覚より、どちらかというと、「自分の好きなものを好きと言ってはいけない」とか、そのような思い込みが大きいのではないかと感じます。
なので、自分の軸を取り戻そうとした時に、少し時間を要してしまうこともあるかもしれません。
ただ、このようなタイプの方は、自分の思いなどを押し殺して封印してしまっている、自分の好きなものを選んではいけないと思い込んでしまったりしているので、どちらかというと、まず自分自身を思う存分に甘やかすとか、自分自身に思う存分エネルギーを注いであげるというようなことをしていただくことが大切だと感じます。
実際の生活で、自分自身に愛を与える、甘やかすということは、慣れていないとはじめは少し難しいかもしれません。
でも、それは本当に小さなことの積み重ねなんです。
些細なことですが、好きな食べ物や飲み物を選んでみるとか、(お話を伺うと、外食に行くと、一番安いものを注文しなくてはいけない気持ちになってしまう人とか、好きな食べ物飲み物を選べない人もいるようですww)そういうことから初めて見るといいかもしれません。まずは一つでも好きなことを選択してよいんだよという許可を出してあげることが大切だと思います。
この方が早くできるからとか、この方が効率的だからと言って、いつも同じルーティーンでやることが習慣づいている人、それはそれで日常生活を営むには大変いいのですが、毎朝コーヒーだけど、今日はカフェオレが飲みたいなとか、この道を通った方が早いけど、今日はこっちの道が気になるとか、今日はこっちの道で行きたいなとかありませんか?
いつものルーティンとは違うけど、自分の感覚に従ったら、交通渋滞にはまらないで済んだりとか、ラッキーなことがあったりとかそういうことありませんか?
反対に、いつもルーティンや効率などを優先し、行動をすることを重視してしまう方は、自分の直感に従うという感覚を鈍らせてしまうことがあります。毎日の生活でルーティンから外れたことをするのがチャレンジなことであれば、時折、時間を設けて、自分の心のままに行動するような時間をとってあげるといいと思います。そのような時間を過ごすことで、自分の直感や感覚も磨かれると思います。
何かの参考になればうれしいです。